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13/01/07●ノロウイルスが猛威を! 死者も出ているので、ここであらためて対策法を PDF 印刷

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒が相次いでいる。全国で感染者が続出し、高齢者のなかには死者も出ている。新聞記事によると、国立感染症研究所ウイルス第二部第一室長の片山和彦氏は、「今シーズンの流行には、ノロウイルスの新しい変異株が関連していると考えられる」と話しているので、ウイルスは年々強くなっていることが考えられる。

 ノロウイルスと聞くとなにやら新しい病気のように思えるが、昔から「腹にくる」といわれた冬の風邪の原因が、まさにノロウイルス。昔は小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれていたが、2003年以降、ノロウイルスと呼ばれるようになった。1968年のアメリカでの胃腸炎の流行をきっかけに、1972年に発見されたウイルスである。

 ノロウイルス感染の特徴は、次のよう。

 ●潜伏期間は24時間~48時間程度。

 ●発症すると下痢(激しい水様便)、吐き気、嘔吐、発熱などの症状を呈する。

 ノロウイルス感染には、いまのところ有効な治療法がない。感染したなと思ったら、安静にしているのがいちばん。会社や学校に無理して行ってはいけない。重ければ、病院に行き医師の診断を受けよう。対策としては、スポーツドリンク(ポカリスエットなど)を電子レンジなどで人肌に温めてから飲むのがいい。

 
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