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誰もが悩む渡し方と相場
誰もが悩む渡し方と相場 - 払うと決めたらあくまでドライに PDF 印刷 Eメール
記事索引
誰もが悩む渡し方と相場
謝礼を受け取らない医者はほぼいない
「謝礼お断り」の貼り紙は逆の意味
「謝礼」にはれっきとした相場がある
病院、医者によって違う「謝礼」のランク
「謝礼」の相場と医者の腕との関係
医者に実績を聞かないと「謝礼」は死に金になる
払うと決めたらあくまでドライに
診察の仕方によって2つの封筒を使い分ける
全てのページ
 私がいくら「必要ない」と主張しても、やはり謝礼をしたいという患者さんはいる。そこで、そういう方には、「渡すとならドライに割り切ること」と、私は言っている。誤解しないでほしいが、私は謝礼を奨励しているわけではない。
 あくまでも、「生きたお金」を使うべきだと言いたいだけである。
 
 いまの医者というのは、昔と違ってお金持ちではない。相場が100万円もする一部の大物教授や有名教授は別として、現場の医者は生活に手いっぱいな人間も多い。あなたの謝礼を生活費の足しにしたり、そのお金で子どもの教育費や住宅ローンを払ったりするかもしれないのだ。

 つまり、謝礼を払うなら、ともかく、医者を、自分あるいは家族の健康のために、より熱心に働くようにさせることである。
 
 入院、手術となれば気分も暗くなる。ほかの患者に比べて、自分の症状は軽いのか重いのか、医者の腕は確かだろうか、看護婦は心を込めて世話してくれるだろうかと、心配は募る。そこで、それらをチェックしたうえで、それに見合った謝礼をするようにすることだ。
 
 では、あなたの謝礼のコストパフォーマンスを最大限にする方法はあるのだろうか? そのためには、いくつかのポイントがある。
 ここでは、さる有名病院への入院、そして手術というプロセスを考えてみよう。

・紹介によって権威ある医師の診察を受ける(挨拶料)
 →内科的入院治療、または手術が決定(挨拶料)
  →執刀医への挨拶、感謝(術前、術後)
・麻酔科医(手術の場合)への挨拶(術前)
・看護婦への挨拶
・医事課への挨拶

 というところが、謝礼のポイントとなる。これらをすべてこなすことはない。また、現金である必要もない。看護婦や医事科などには、お菓子など差し入れにする場合もあろう。要は、いかに、病院生活をスムースにし、手術の場合は、それを完璧にやってもらうかである。
 また、もし、に再発再入院となった場合は、謝礼が役立つだろう。      


 
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