医師・ジャーナリストという私の視点を通して、最新の医療ニュースを伝えるとともに、自身の活動の報告をしています。 【ご案内】ラ・クイリマ 富家孝が医師の目線で医師の転職をサポートします。 厚生労働省許可番号 13-ユ-305517 【お願い】 よくお問い合わせいただくのですが、医療法人社団富家会 富家病院(埼玉)、 富家千葉病院は、富家孝とは関係がありません。お間違いないようにお願いいたします。
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作者 山田順
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2014年 9月 02日(火曜日) 01:18 |
■次回講演予定-----2014年10月15日(水)16日(木)佐賀県武雄市にて■ 新刊のお知らせ----8月30日に彩図社より『長生きしたければ医者にかかるな!ほとんどの病気は自分で治せる』(税込1296円)が発売になりました。日本人ほど、体調に異変があるとすぐに医者とクスリに頼る国民はいません。それだけではけっして健康にはなれないし、長生きもできません。そこで、医者の立場から、このことを徹底追求してみたのが本書です。 →『長生きしたければ医者にかかるな! ほとんどの病気は自分で治せ』(Amazon) ■ 夕刊フジ『死に方事典』は好評連載中です(毎週金曜日掲載) |
最終更新 2014年 9月 02日(火曜日) 01:41 |
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14/08/30●新著『長生きしたければ医者にかかるな!ほとんどの病気は自分で治せる』のご紹介 |
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久しぶりの私の新刊の紹介です。このたび、彩図社より、『長生きしたければ医者にかかるな!ほとんどの病気は自分で治せる』(本体1200円+税:税込1296円)を上梓しました。日本人ほど、体調に異変があるとすぐに医者とクスリに頼る国民はいません。それだけではけっして健康にはなれないし、長生きもできません。そこで、医者の立場から、このことを徹底追求してみました。 [目次] 第1章 医者は風邪すら治せない
第2章 健康診断を受けると病人にされる
第3章 こんな医者にかかってはいけない
第4章 いくら治療しても医者が治せない病気
第5章 健康常識の「ウソ」「ホント」 第6章
それでも医者が必要なとき [内容紹介] 本書をざっと紹介しますと、「この世の中には3つの病気がある」という考えをベースに、医者から見た「病気の解説」をし、そのうえで、いま世の中で行われている「健康法・長寿法」を点検しています。 3つの病気というのは、医者にかかって「治る病気」「治らない病気」「かえって悪くなる病気」の3つです。おおまかに言って、医者にかかって治る病気は全体の1〜2割で、あとの8〜9割はかかっても治らないか、あるいはさらに悪くなる(副作用が大きい)病気です。ところが、みなさん、ほとんど病気は医者が治してくれるものと信じています。 これは大きな間違いです。詳しくは本書を読んでいいただければと思いますが、以下、本書で述べた具体的なポイントを列記しておきます。 ■がんは治るか治らないかは初めから決まっている ■悪さをするがんとしないがんは判別できない ■がんを「早期発見」しても死亡率は低くならない ■有効ながん検診、無意味ながん検診がある ■肝炎はA型は別として、B型の半数、C型の約1割の人以外治らない ■降圧剤は血圧を上がらなくするだけで、治すためではない ■リュウマチ治らない。クスリは痛み止めにすぎない ■腎臓病を完治させるクスリはない。人工透析で延命をはかる以外手はない ■糖尿病は治らない。症状をいかに抑えるしか手はない ■ポリープ、結石はほとんど取る必要はない ■『長生きしたければふくらはぎをもみなさい』はインチキ本 ■ジョギングもやり過ぎるのはよくない ■メタボのほうが健康、過度なダイエットは意味なし ■健康食品は「健康にいい食品」ではない ■特定の食べ物にこだわる人間のほうが早死にする ■サプリメントに健康効果はない ■65歳を過ぎたら生活習慣を変えてはいけない ■「六、八、十の法則」で健康=「運動は六分」「腹は八分」「睡眠は十分に」 →『長生きしたければ医者にかかるな! ほとんどの病気は自分で治せ』(Amazon) |
14/06/01●「赤ワインが健康にいい」は疑問符、ポリフェノール効果確認できず |
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先日、米ジョンズホプキンス大学医学部の研究チームが、常識を覆す研究成果を発表した。それは、「欧米式の食事に含まれるレスベラトロールには、炎症、心臓血管疾患、がん、寿命などへの実質的な効果を持たないことが示された」というもの。 ポリフェノールの一種であるレスベラトロールについては、動物を用いた過去の実験で、健康に良い効果を与える可能性が示されていた。そのため、各種サプリが販売されているが、この研究結果は影響大だ。また、ポリフェノールが健康にいい。フランスでがん患者が少ないのはポリフェノールのせいという、これまで信じられてきたこと(高脂肪の食事がもたらす「落とし穴」を赤ワインで回避できるとする「フレンチ・パラドックス」)も、ひっくり返る。 今回の研究は、イタリアのトスカーナ地方の2つの村に住む65歳以上約800人を対象に行われたという。住民の尿に含まれるレスベラトロールの濃度が測定され、食事を通して摂取したレスベラトロールが、健康促進に効果を与えているかどうかを調べたという。 その結果、レスベラトロール濃度と早死にとの間に相互関係を見つけられず、また、がんや心臓疾患の発症とレスベラトロール濃度との間にも関連性を見出すことができなかったという。 |
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14/05/10●「健康・新基準値」の変更で大混乱---いったいどこがポイントか? やはり健康は数値では測れない |
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作者 山田順
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2014年 6月 02日(月曜日) 00:00 |
いま、医者の間、患者さんの間で大混乱を引き起こしているのが、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が4月に発表した「健康・新基準」。新聞も雑誌も大特集を組んでいるが、この混乱は当分、収まりそうはない。 そこで、この問題をどう捉えたらいいのか、そのポイントを考えてみた。 《なぜこんな大混乱が起ったのか?》 それは、健康を基準値という数値で判定する以上、この数値の判定の仕方が変化すれば、正常が異常になってしまうからだ。今回の場合は、基準値が緩和されたので、いままでは異常だった人が正常になった例が多い。 こうなると、例えば、昨日までは高血圧と診断され、降圧剤を飲んでいた人が、明日からは飲まなくてよくなる。そうなると、「これまでの診断はなんだったのか? 薬代を返せ」と言われてもおかしくない。また、医者のほうも新基準では患者が減ってしまうから、収入に大きく響く。それで、専門学会はいま猛反発しているのだ。 |
最終更新 2014年 9月 02日(火曜日) 01:17 |
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14/04/05●『夕刊フジ』で「死に方事典」の連載を開始 |
『夕刊フジ』で「死に方事典」というコラムを毎週金曜日に書かせてもらうことになった。 団塊世代が後期高齢者になる2025年に向けて、いま日本人の死に方が大きく変わろうとしている。政府は医療費の高騰を抑えるために、病院死から在宅死を奨励し、今後は8割の人間が、自宅で死ぬ時代がやってくる。しかし、ではどうやって死んだらいいのか?というと、多くの人はわからないままだ。 そこで、この時代、どんな死に方がベストか? また、死に方はどこまで選べるのか? 医者の目から、最新情報を踏まえて、死を考えるという連載企画。 私も60代半ばをすぎたので、これは私自身の問題でもある。 |
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