18/09/05●女子差別の医学部入試、文科省の調査結果はあいまい |
東京医科大の不正入試で明るみに出た女子差別問題。文部科学省はほかでも行われていないか、医学部医学科がある全国81大学に調査を指示し、その結果を9月4日に発表した。それによると、男女別の過去6年間の平均合格率(合格者数/受験者数)は、男子の方が女子より1.18倍合格率が高かった。2018年度の結果を見ると、不正のあった東京医科大では男子の方が女子より3.11倍高い。次いで、日本大が2.02倍、順天堂大が1.93倍、新潟大が1.79倍という順。 ただし。もしそういう調査をすると、女子差別が歴然としてしまう。試験そのものでは、むしろ女子のほうが点数が高い。したがって、点数どおりに合格させていけば、医学部の男女比は逆転してしまう。 文部科学省は、10月をめどに最終的な調査結果を公表するというが、今度はなにが出てくるのだろうか? |