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4万人 PDF 印刷

性病は不滅


 淋病、梅毒といった名前の病気をあまり聞かなくなった。だからといって性病が無くなったわけではなかった。淋病は増えつつあるという。昨今は性器クラジミア症という新種が蔓延しているとのことだ。平成13年の調査では4万人もの感染者が出たことが判った。

 男女ともに、何があったのか平成10年から急激に増えている。男性の場合、9000人強だったのが、平成13年は1万7000人に増えた。倍近くになる。女性の方は以上といっていいぐらいの伸びで、平成10年の段階では、約7000人と男性より少なかったのに、翌年には男性の感染者数抜き、平成13年には2万3000人になってしまった。3倍以上もの伸びだ。

 治療法は薬を飲めば2週間ほどで治る。だからといって、あなどれない。感染しても、自覚症状がそれほどないので、気がつかないということの方が多い。男性は軽いかゆみ、あるいは痛みを伴うので、気がつく場合もあるのだが、女性にはほとんどない。気がつかないまますごすということの方が多く結婚してもなかなか妊娠しないので検査してもらったら、感染していた事が不妊症の原因だと診断されたりする。

 年齢別でみると平成13年、女性の場合は20歳から24歳までが8000人とダントツに多い。子宮に炎症を起こすなどの症状が出るなどして、感染していたことが判ったりするのだろう。子宮頸がんにもなりやすくなる。
 筆者は21歳で、このガンになってしまった感染者の例を知っている。さらに、感染していると、エイズに感染している相手と性行為をした場合、エイズに感染する率が、そうでない人の3〜4倍にもなるとのことだ。防ぐのは簡単。コンドームをつけていたすに限る。
 
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