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富家孝の活動を知っていただき、みなさんと一緒にいまの日本の「医療」を考えます。

Doctor's Eye(私の視点・報告&医療ニュース)

 医師・ジャーナリストという私の視点を通して、最新の医療ニュースを伝えるとともに、自身の活動の報告をしています。

  【ご案内】ラ・クイリマ

    富家孝が医師の目線で医師の転職をサポートします。

     厚生労働省許可番号 13--305517

     ここから→http://www.la-kuilima.com

 

   【お願い】

     よくお問い合わせいただくのですが、医療法人社団富家会 富家病院(埼玉)、

     富家千葉病院は、富家孝とは関係がありません。お間違いないようにお願いいたします。 



15/05/30●最近の私の講演を写真で紹介します PDF 印刷
   いつものように、講演活動を続けています。その様子を関係者方が写真に撮ってくれていますので、それをアップします。講演テーマはやはり「間違いだらけの医者選び」が中心です。

 厚労省は現在、「主治医」「かかりつけ医」(ホームドクター)の制度化を進めているので、みなさん、お悩みのようです。「かかりつけ医」選びはそれほど難しいことではありません。ただ、最低でも3つの病院を受診してから決めることを、私はオススメしています。

   

  ■2015317日(火):新潟日報政経懇話会    ■2015421日(火):第2回未来塾セミナー

  

 ■201559日(土)10(日):飯田橋内科歯科クリニックでの講演 ■2015518日(月):時事通信社 内外情勢調査会

 
15/04/28●「75歳以上の医療費の自己負担の2割化」が既定路線に PDF 印刷

 4月27日、財務省の財政制度等審議会財政制度分科会は、今後の社会保障制度について議論し、診療報酬改定については「マイナスが必要」という結論に達したという。今後5年間で2兆円から2.5兆円の社会保障費の伸びを抑制するためには仕方ないとした模様だ。そこで、診療報酬改定についてその一案として挙げられたのが、「75歳以上の医療費の自己負担の2割化」だ。これはおそらく23年以内に実施されるだろう。

 
15/04/10●夕刊フジの連載コラム「死に方事典」が終了 PDF 印刷

 1年間、続けさせてもらった夕刊フジのコラム「死に方事典」が終了することになった。「死に方」というのは、私にとって初めてのテーマだったが、自身が60代の後半に入ったこともあり、身近かすぎるテーマだった。

 現在、高齢化がどんどん進んでいる。世間では、東京オリンピックのことがよく話題になるが、2020年の東京は高齢化率25%となるという。つまり、街行く人の10人に2人以上が高齢者である。

 
15/03/25●テレビ東京番組『L4YOU』出演。「百薬の長ってホント!?お酒の"噂の真相"解決SP」 PDF 印刷

テレビ東京番組『L4YOU』にコメンテーターとして出演しました。

  

 
What's New:新着情報です PDF 印刷

■次回講演予定-----2014年10月15日(水)16日(木)佐賀県武雄市にて

■ 新刊のお知らせ----8月30日に彩図社より『長生きしたければ医者にかかるな!ほとんどの病気は自分で治せる』(税込1296円)が発売になりました。日本人ほど、体調に異変があるとすぐに医者とクスリに頼る国民はいません。それだけではけっして健康にはなれないし、長生きもできません。そこで、医者の立場から、このことを徹底追求してみたのが本書です。

 

 →『長生きしたければ医者にかかるな! ほとんどの病気は自分で治せ』(Amazon)

■ 夕刊フジ『死に方事典』は好評連載中です(毎週金曜日掲載)

 

 
14/08/30●新著『長生きしたければ医者にかかるな!ほとんどの病気は自分で治せる』のご紹介 PDF 印刷

   久しぶりの私の新刊の紹介です。このたび、彩図社より、『長生きしたければ医者にかかるな!ほとんどの病気は自分で治せる』(本体1200+税:税込1296円)を上梓しました。日本人ほど、体調に異変があるとすぐに医者とクスリに頼る国民はいません。それだけではけっして健康にはなれないし、長生きもできません。そこで、医者の立場から、このことを徹底追求してみました。

[目次]

第1章      医者は風邪すら治せない

第2章      健康診断を受けると病人にされる

第3章      こんな医者にかかってはいけない

第4章      いくら治療しても医者が治せない病気

第5章      健康常識の「ウソ」「ホント」

第6章      それでも医者が必要なとき

[内容紹介]

 本書をざっと紹介しますと、「この世の中には3つの病気がある」という考えをベースに、医者から見た「病気の解説」をし、そのうえで、いま世の中で行われている「健康法・長寿法」を点検しています。

 3つの病気というのは、医者にかかって「治る病気」「治らない病気」「かえって悪くなる病気」の3つです。おおまかに言って、医者にかかって治る病気は全体の12割で、あとの89割はかかっても治らないか、あるいはさらに悪くなる(副作用が大きい)病気です。ところが、みなさん、ほとんど病気は医者が治してくれるものと信じています。

 これは大きな間違いです。詳しくは本書を読んでいいただければと思いますが、以下、本書で述べた具体的なポイントを列記しておきます。

■がんは治るか治らないかは初めから決まっている

■悪さをするがんとしないがんは判別できない

■がんを「早期発見」しても死亡率は低くならない

■有効ながん検診、無意味ながん検診がある

■肝炎はA型は別として、B型の半数、C型の約1割の人以外治らない

■降圧剤は血圧を上がらなくするだけで、治すためではない

■リュウマチ治らない。クスリは痛み止めにすぎない

■腎臓病を完治させるクスリはない。人工透析で延命をはかる以外手はない

■糖尿病は治らない。症状をいかに抑えるしか手はない

■ポリープ、結石はほとんど取る必要はない

■『長生きしたければふくらはぎをもみなさい』はインチキ本

■ジョギングもやり過ぎるのはよくない 

■メタボのほうが健康、過度なダイエットは意味なし

■健康食品は「健康にいい食品」ではない

■特定の食べ物にこだわる人間のほうが早死にする

■サプリメントに健康効果はない

65歳を過ぎたら生活習慣を変えてはいけない

■「六、八、十の法則」で健康=「運動は六分」「腹は八分」「睡眠は十分に」

 →『長生きしたければ医者にかかるな! ほとんどの病気は自分で治せ』(Amazon) 

 
14/06/01●「赤ワインが健康にいい」は疑問符、ポリフェノール効果確認できず PDF 印刷
 先日、米ジョンズホプキンス大学医学部の研究チームが、常識を覆す研究成果を発表した。それは、「欧米式の食事に含まれるレスベラトロールには、炎症、心臓血管疾患、がん、寿命などへの実質的な効果を持たないことが示された」というもの。

 ポリフェノールの一種であるレスベラトロールについては、動物を用いた過去の実験で、健康に良い効果を与える可能性が示されていた。そのため、各種サプリが販売されているが、この研究結果は影響大だ。また、ポリフェノールが健康にいい。フランスでがん患者が少ないのはポリフェノールのせいという、これまで信じられてきたこと(高脂肪の食事がもたらす「落とし穴」を赤ワインで回避できるとする「フレンチ・パラドックス」)も、ひっくり返る。

 今回の研究は、イタリアのトスカーナ地方の2つの村に住む65歳以上約800人を対象に行われたという。住民の尿に含まれるレスベラトロールの濃度が測定され、食事を通して摂取したレスベラトロールが、健康促進に効果を与えているかどうかを調べたという。

 その結果、レスベラトロール濃度と早死にとの間に相互関係を見つけられず、また、がんや心臓疾患の発症とレスベラトロール濃度との間にも関連性を見出すことができなかったという。

 
14/05/10●「健康・新基準値」の変更で大混乱---いったいどこがポイントか? やはり健康は数値では測れない PDF 印刷
    いま、医者の間、患者さんの間で大混乱を引き起こしているのが、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が4月に発表した「健康・新基準」。新聞も雑誌も大特集を組んでいるが、この混乱は当分、収まりそうはない。

 そこで、この問題をどう捉えたらいいのか、そのポイントを考えてみた。 

《なぜこんな大混乱が起ったのか?》

 それは、健康を基準値という数値で判定する以上、この数値の判定の仕方が変化すれば、正常が異常になってしまうからだ。今回の場合は、基準値が緩和されたので、いままでは異常だった人が正常になった例が多い。

 こうなると、例えば、昨日までは高血圧と診断され、降圧剤を飲んでいた人が、明日からは飲まなくてよくなる。そうなると、「これまでの診断はなんだったのか? 薬代を返せ」と言われてもおかしくない。また、医者のほうも新基準では患者が減ってしまうから、収入に大きく響く。それで、専門学会はいま猛反発しているのだ。

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14/04/05●『夕刊フジ』で「死に方事典」の連載を開始
 『夕刊フジ』で「死に方事典」というコラムを毎週金曜日に書かせてもらうことになった。

 団塊世代が後期高齢者になる2025年に向けて、いま日本人の死に方が大きく変わろうとしている。政府は医療費の高騰を抑えるために、病院死から在宅死を奨励し、今後は8割の人間が、自宅で死ぬ時代がやってくる。しかし、ではどうやって死んだらいいのか?というと、多くの人はわからないままだ。

 そこで、この時代、どんな死に方がベストか? また、死に方はどこまで選べるのか? 医者の目から、最新情報を踏まえて、死を考えるという連載企画。

 私も60代半ばをすぎたので、これは私自身の問題でもある。

  

 
14/03/20●診療報酬の改定で、高齢患者の病院追い出しが始まる
 政府は今年度の診療報酬の改定(41日から実施)と併せて、「入院を減らし在宅を重視する」方針を明確に打ち出した。これは、簡単に言うと、「病院では看取らない。家族が自宅で見取れ」ということだ。

 これは、この先、日本社会揺るがす大問題「2025年問題」に備えての措置だ。2025年問題というのは、2025年を前後して親を看取った団塊世代が、今度は自分たちが死ぬ時期に入るときに、起こる問題。つまり、2025年、団塊世代の中核は75歳超えた後期高齢者となり、男の平均寿命79歳から見て、次々に病院や介護施設に入る必要が出てくる。

 こうなると当然だが、介護産業は、団塊世代がこの世から去った後の需要減も見越して、設備投資を減らしていくだろう。つまり、面倒を見てくれる病院も介護施設もないという状況がやって来る。

 そこで、政府は、この先は「病院ではなく自宅で死んでください」と、団塊世代に向かって言始めたのだ。

 
13/12/10●「安楽死旅行(デス・ツーリズム)」を描いた映画に衝撃を覚える
   この1130日、『母の身終い』というフランス映画が公開され、高齢世代の観客を中心に大きな波紋を巻き起こしている。

 この映画のテーマは、「安楽死」(医師の自殺幇助によって自らの意思で死ぬこと)。日本では、安楽死が禁止されているので、「こういった死に方」があることは、衝撃的だ。

 スイスでは、2005年に「患者の権利及び生の終末に関する法律」が成立し、世界から終末患者を受け入れている。 これまで、自らの意思で死ぬ「自死」のためにスイスを訪れた人間は1000人を超え、日本人も数人いるという。

 これは、「安楽死旅行(デス・ツーリズム)」と呼ばれている。

   

 映画は、その模様を淡々と描く。主人公は、刑務所を出所した48歳の長距離トラックのドライバーのアラン。アランは母のいる実家に戻り、人生のやり直しを試みるが、あるとき、母が不治の病に冒されていて、自ら死期を選ぼうとしているのを知る。すでに母は、医師の薬物処方による安楽死を認めているスイスのNPOの会員になり、手続きを済ませていた。

 映画の後半は、母の死への旅立ち。その日が来たとき、アランは母をスイスまでクルマで連れて行く。そこは、「自死の家」といわれる施設。そこで、母は意思を確認され、クスリを渡される。クスリは約40分で、服薬者を安らかな死に誘う。人は自分の死に方をこうして選べる。あまりに簡単に、あっさりと母は死んでいく。この映画は、私たち日本人にとっては、本当に衝撃だ。

 
13/10/10●肺炎予防接種キャンペーンCMの大いなる矛盾

 『65歳過ぎたら、肺炎予防。』という西田敏行さんのテレビCMが話題になっている。ご本人も「最近、肺炎で亡くなっている友人、仲間が多い」と言い、自身も予防接種を受けたという。これは、日本人の死因の第3位に肺炎が入ったためにできたCMだという。

 しかし、医者から言わせてもらうと、CMでキャンペーンしている「肺炎」と、高齢者の死因となる「肺炎」は違うものだ。前者の肺炎はたしかに肺炎だが、後者の肺炎は「誤嚥による肺炎」(誤嚥性肺炎)である。本来、食道へ送られる食物や唾液中の細菌が誤って気管に入り、それが肺まで到達して起こる肺炎だ。この肺炎が重症だと、高齢者は死に至る。したがって、死因の第3位の肺炎というのは、このことを指す。

 だから、肺炎の「予防接種」では防げない。つまり、テレビCMはこの事実を無視している。じつに商魂たくましいと言わざるを得ない。

  

 
13/07/10●据え置かれてきた70~74歳の医療費2割負担、来年4月にから実施か? PDF 印刷

 田村憲久厚労相は7月9日の記者会見で、70~74歳の医療費2割負担を実施する意向であることを明らかにした。「2割負担に戻すのは来年4月か」との質問には、「そこも視野に入れつつ議論を進めたい」と指摘するにとどめたが、ほぼ確実に実施されるだろう。

 厚生労働省はこれまで、特例で70~74歳の医療費の自己負担(窓口負担)い据え置いてきた。実際には2008年度から2割にすることが決まっていたが、歴代政権が世論の反発を避けて、毎年度の補正予算で約2000億円分の追加費用を確保してきた経緯がある。

 しかし、医療費が膨らむなか、もはや限界と見た模様だ。しかし、同じ時期には消費増税が控えており、高齢者の負担増は一気に増えることになる。

 

 
13/06/28●やはりそこまでしたくない!胃ろうや人工呼吸器、7割が望まず(厚労省調査) PDF 印刷

読売新聞記事(628日)によると、末期がんや認知症が進行して衰弱した場合、一般人の約7割が、おなかに穴を開けてチューブで栄養を送る「胃ろう」や人工呼吸器を希望しないことが、厚生労働省が27日発表した終末期医療についての意識調査でわかったという。調査は3月、20歳以上の男女5000人に調査票を郵送し、2179人(回答率44%)から回答を得た。

最近は、終末治療に関して患者側の意識も高まり、できるだけ自然に死を迎えることを希望することが多くなっている。そのためには、どんな治療を受けたいか医師と相談のうえに作成される「事前指示書」が必要だが、これに賛同する人は70%。しかし、実際に作成している人は3%という。

 
13/06/04●いい医者・悪い医者を見分ける5つの方法(マイナビ) PDF 印刷

WEBメディア「マイナビ・ウーマン」にて、いい医者・悪い医者を見分ける5つの方法「規模に比べて診察科が多い病院は要注意」記事が、アップされました。以下、その記事を転載いたします。

 http://woman.mynavi.jp/article/130604-040/

 

(Update : 2013.06.04)

 一人暮らしは自由気ままな生活ができる反面、病気になったときは大変です。そんな不安を少しでも解消するためには、「かかりつけ医」を見つけておくのもひとつの手。それでも、どこの病院、どの医師を選べばいいか迷ってしまうのではないでしょうか。

 今回は「危ないお医者さん」などの著書がある医師の富家孝(ふけたかし)さんに、その著書も参考にしながら「いい医者・悪い医者を見分ける方法」についてお話をうかがいました。同じ医師の視線から見た、いい病院の見分け方は、きっと役に立つはず。

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