18/03/10●健康寿命は最長更新、男性72.14歳、女性74.79歳に |
が、より重要なのが健康寿命であるのは言うまでもない。いくら長生きできたとはいえ、健康を害したまま、たとえば寝たきりになったとしたら、人生は虚しい。 したがって、健康寿命と平均寿命との差(不健康な期間)が大きな問題になるが、この差はわずかに縮まり、今回、男性8.84年(前回9.02年)、女性12.35年(同12.40年)となった。
なお、都道府県別の上位は次のようになっている。 ■男性-----(1) 山梨県73.21 (2) 埼玉県73.10 (3) 愛知県73.06 (4) 岐阜県72.89 (5) 石川県72.67 ■女性-----(1) 愛知県76.32 (2) 三重県76.30 (3) 山梨県76.22 (4) 富山県75.77 (5) 島根県75.74
ここから、注目されるのは、山梨県と愛知県。 山梨県の場合、男性が73.21歳で2回連続1位、女性は76.22歳で3位(前回1位)。厚労省は同県について、がん検診受診率が高く、野菜摂取量が多いことが背景にあるとみている。愛知県は、男性が73.06歳で3位(同12位)、女性は76.32歳で1位(同18位)だった。愛知県の躍進に関しては、今後の調査が待たれる。 なお、今回の調査は、国民生活基礎調査で「健康上の問題で日常生活に影響がある」と答えた人の有無を基にしているため、回答者の主観に左右される側面があるという。 |