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18/03/10●健康寿命は最長更新、男性72.14歳、女性74.79歳に

厚生労働省は39日、最新の「健康寿命」(2016年時点)を発表した。それによると、男性72.14歳、女性は74.79歳で、前回の2013年と比べて男性は0.95歳、女性は0.58歳延び、男女とも過去最長を更新した。厚労省は健康寿命を3年ごとに公表しており、初回の2001年(男性69.40歳、女性72.65歳)から、健康寿命はずっと延び続けている。もちろん、平均寿命のほうも延び続けている。

 が、より重要なのが健康寿命であるのは言うまでもない。いくら長生きできたとはいえ、健康を害したまま、たとえば寝たきりになったとしたら、人生は虚しい。

 したがって、健康寿命と平均寿命との差(不健康な期間)が大きな問題になるが、この差はわずかに縮まり、今回、男性8.84年(前回9.02年)、女性12.35年(同12.40年)となった。

 

 なお、都道府県別の上位は次のようになっている。

■男性-----(1)  山梨県73.21  (2)  埼玉県73.10 (3)  愛知県73.06 (4)  岐阜県72.89 (5)  石川県72.67

■女性-----(1)  愛知県76.32  (2)  三重県76.30 (3)  山梨県76.22 (4)  富山県75.77 (5)  島根県75.74

 

 ここから、注目されるのは、山梨県と愛知県。

 山梨県の場合、男性が73.21歳で2回連続1位、女性は76.22歳で3位(前回1位)。厚労省は同県について、がん検診受診率が高く、野菜摂取量が多いことが背景にあるとみている。愛知県は、男性が73.06歳で3位(同12位)、女性は76.32歳で1位(同18位)だった。愛知県の躍進に関しては、今後の調査が待たれる。

 なお、今回の調査は、国民生活基礎調査で「健康上の問題で日常生活に影響がある」と答えた人の有無を基にしているため、回答者の主観に左右される側面があるという。
 
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