24/02/28●75歳前に亡くなる有名人が多いのは、なぜか? 「75歳の壁」を来月、連載へ。 |
「先生、最近、75歳前に早死にする有名人が多いと思います。なにか理由でも?」と、最近、よく聞かれます。そう言われて、昨年来の物故者を調べると、たしかに多いのです。 最近では、八代亜紀さん(歌手、73歳、膠原病・促進間質性肺炎)が亡くなられました。以下、昨年から今年にかけて、75歳を待たずに亡くなられた主な有名人のリストです。
坂本龍一さん(ミュージシャン、享年71歳 直腸がん・肺転移)、谷村新司さん(ミュージシャン、享年74歳 急性腸炎)、伊集院静さん(作家、享年73歳 肝内胆管がん)、門田博光さん(元プロ野球選手、享年74歳 糖尿病・脳梗塞)、大橋純子さん(歌手、享年73歳 食道がん)、もんたよしのりさん(ミュージシャン、享年72歳 大動脈解離)、北別府学さん(元プロ野球選、享年65歳 成人T細胞白血病)寺尾常史さん(元寺尾、享年60歳 うっ血性心不全)長岡末広さん(元朝潮、享年67歳 小腸がん)、KANさん(歌手、享年61歳、メッケル憩室がん)
「人生100年時代」と言われるいま、75歳前に逝くのはいかにも早すぎます。 日本人の平均寿命、男性81.05歳、女性87.09歳から言っても「早死」でしょう。 しかし、「健康寿命」は男性72.68歳、女性が75.38歳です。平均寿命と健康寿命の差は大きく、健康寿命で志望者が大きく増えるのが、統計にも現れています。 つまり、75歳前後に、死に至る大きな壁があるのです。いわゆる「75歳(後期高齢者)の壁」です。この壁をどう乗り越えるかは、それ以前の生き方で決まります。このことを、来月、「夕刊フジ」で連載します。 |