24/07/17●「認知症」行方不明者が1.9万人と過去最多、99%は届け出が受理されてから3日以内に発見も----。 |
歳をとるに連れて、やはり、認知症がいちばん怖くなる。なったらどうしようと不安が募る。しかし、ほぼ予防は無理。結局、老化がどう進んでいくかは、運命としか言いようがない。 このほど、警察庁が発表した認知症データは、やはりと思えるものだ。 2023年に警察へ届け出があった認知症の行方不明者は1万9039人だったといい、前年2022年に比べて330人増えており、過去最多だというのだ。 この警視庁の統計は、2012年から開始されており、毎年増加してきている。今回の行方不明者の内訳を見ると、最も多いのは80代以上で6割を占めている。次に多いのが70代で3割超え、次いで60代で826人、50代で140人、40代で9人、30代で2人となっている。 ただし、行方不明者のうち、99%は届け出が受理されてから3日以内に発見されている。とはいえ、このうち遺体で見つかった人が502人というのだから、やはりショックである。 警視庁のデータらしいのは、行方不明者の捜索に使われたツールだ。2024年7~12月にドローンで3人、GPS機器によって71人が発見されている。また、直轄の警察犬が認知症の行方不明者の捜索をした件数は3230件となっている。 |