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Doctor's Eye(私の視点・報告&医療ニュース)

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22/01/05●沖縄で感染爆発!またも「まん延防止」適用。東京は要請。なにも学んでいないのか?

政府は1月5日、新型コロナウイルスの感染が沖縄県で急拡大していることを踏まえ、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づくまん延防止等重点措置を同県に適用する方向で調整に入ったと報道された。

 状況次第で緊急事態宣言の可否も検討するという。

 オミクロン株が確認されてから1ヶ月あまり、感染者数は東京都、大阪府、広島、山口、北海道などでも増えており、都道府県によっては、今後を見据えながら「まん延防止」を要請する意向だという。

 それにしても、欧米に比べたら圧倒的に少ない感染者数で、なぜ、こうも恐れるのだろうか? アメリカは1日の感染者数が100万人になるとおうのに、日本は、今日の段階で2000人ほどだ。重症者数も死者数も増えていない。

 コロナはオミクロンになって、ワクチンでは感染拡大が防げないことが明確になった。また、弱毒化しているのも間違いないだろう。

 とすれば、いまさら、以前と同じ措置をする必要があるだろうか? もういい加減、私たちは、この2年の経験から学ぶべきではないか?

 
22/01/03●昨年暮れに、夕刊フジで「変異株 ファクターX コロナ禍で日本人はどう変わったか?」(2回連載)を執筆しました。

https://www.iza.ne.jp/search/?kw=富家孝

 【変異株 ファクターX コロナ禍で日本人はどう変わったか?】「睡眠が1時間増えるごとに感染率は12%低下」の研究結果 「1日20分の運動で平均寿命が5歳伸びる」は真実
  20211229日
 

  新型コロナ感染症のパンデミックは、私たちの生活を大きく変えました。度重なる自粛要請や行動様式の規制により、この2年間、何度も「巣ごもり」を余儀なくされました。




 

【変異株 ファクターX コロナ禍で日本人はどう変わったか?】コロナ禍の日本人、さらに強めた「生」への執着心 欧米諸国では、死を運命として受け入れる
  20211228日
 

  コロナ禍の2年間が終わろうとしています。幸い日本は現在、感染者数が激減し、他のどの国よりいい状況にあります。それでもなお、私たちは毎日マスクをし、どこに行っても手指消毒を欠かさず、ソーシャルディスタンスを守る「新しい生活様式」を続けています。






 
21/11/15●夕刊フジで連載コラム「飲み過ぎ危険!薬漬けにならないための基礎知識」(全5回)を執筆しました。

「飲み過ぎ危険!薬漬けにならないための基礎知識」(全5回)のうち3回分は、以下のサイト(zakzak)からアクセスできます。

https://www.iza.ne.jp/search/?kw=富家孝

【飲み過ぎ危険! 薬漬けにならないための基礎知識】アプリも登場「お薬手帳」活用して“残薬“や”薬漬け”を減らす 医療費も少し安価に


 20211113日
 

 

 高齢者は複数の病院にかかったり、同じ病院でも複数の科にかかることが多くなりました。それもあって、「薬漬け」はいっこうに改善されません。厚労省の調査(2020年)によると、65~74歳の15%が7種類以上の薬を処方されています。75歳以上になると、26%に跳ね上がります。



【飲み過ぎ危険! 薬漬けにならないための基礎知識】風邪に1週間で119錠も処方! 軽い症状には「氷枕・しょうが湯」を

 20211110日
 

 最近の患者さんは賢くなったので、医者が何種類も薬を出そうとすると、「そんなに必要ですか」と聞く方が多くなりました。なにも聞かないと、医者というものはとにかく薬を出します。



【飲み過ぎ危険! 薬漬けにならないための基礎知識】処方される薬の3分1は無意味!? 「薬漬け」の原因は日本独特の診療報酬システム、病院と製薬会社の癒着

 

 2021119日
 

 

 これまで私が出会った患者さんのなかには、20種類以上の薬を飲んでいる方がいました。私と同じように心疾患と糖尿病の持病を持つ方でしたが、聞くと「どうやって減らしていいのかわからない」と言うのです。また、個々の薬がどんな効果があるかもわかっていませんでした。 

 

*なお、以下に、1113日掲載分の「アプリ登場「お薬手帳」活用して“残薬”や“薬漬け”を減らす 医療費も少し安価に」を転載します。

 

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21/09/20●連載コラム「自宅でしなないために」(夕刊フジ)を再録します

 先月、コロナ感染者数がピークで、自宅療養(自宅放置)者が激増したとき、夕刊フジで4回にわたって「自宅で死ないために」をコラム連載しました。今回、それが、別冊新聞「健活手帖」に再録されました。

 そこで、ここに第1回の原稿「なぜ「自宅療養」をせざるをえないのか?」を再録します。

 

新型コロナ感染爆発、自宅で死なないために
1)なぜ「自宅療養」をせざるをえないのか?


 日本は「法治国家」とされますが、新型コロナの感染爆発を目の当たりにすると、「放置国家」と言わざるをえません。東京はすでに医療崩壊しており、これ以上、患者さんが増えたら、国民皆保険制度も破綻します。

 コロナ患者さんを診ない医師会所属の町医者が批判されていますが、これは制度上仕方ないことです。指定感染症の分類を2から5にしろという意見がありますが、そうしたとしても解決しません。感染者の増加が止まらなければ、解決にはならないからです。

 それに、多くの町医者はいま、ワクチン接種に追われながら、コロナ患者以外の患者さんを診ており、こちらもパンク状態です。

 

 先日、政府は、「中等症患者は自宅療養」とした方針を撤回し、「中等症患者の入院を継続する方針」に戻しました。しかし、それは単なる机上の話。現実的にはなんの意味もありません。ベッドも人出も足りないからです。

 中等症といっても、症状はさまざまで、示された指標だけで仕分けはできません。厚労省の「治療の手引き」では、息切れや肺炎を発症している場合は「中等症1」、酸素投与が必要な場合は「中等症2」に分類されています。しかし、現場でコロナを診てきた医師でなければ、的確な判断はできません。

 

 それにしても、異常に少ないPCR検査数を、なぜ政府が解消しなのか、私にはわかりません。その結果、私のような医者にも相談が来ます。

「熱と咳が続いているので検査を受けようと、保健所に電話したら断られました。都のコロナの電話相談にかけたら、厚労省のHPで探せと言われました。そこで、ネット検索で民間を当たりましたが、どこも予約でいっぱいでした。先生の伝手でありませんか?」

 現在、民間のPCR検査は、値段がさまざま。3000円のところもあれば、2万円取るところもあります。もちろん、行政検査はタダですが、すでに保健所は濃厚接触者も追えない状況なので、申し出てもOKは出ません。それにしても、2万円の出費は学生や若い会社員にはかわいそうです。

 

 多少の発熱、咳ぐらいなら、若い人は病院に行かないでしょう。そうこうするうちに症状が悪化し、PCRで陽性と判定されても、町の病院は診てくれません。保健所に電話がつながったとしても、自宅療養を指示されるだけです。

 自宅療養患者の一部は、重症化の危機に陥ります。熱が40度以上になり、呼吸も苦しくなって、救急車を呼びます。しかし、受け入れ先の病院がなく、何時間もたらい回しになるケースが続出しています。都内の救急で働くある医者は、救急車を病院に着けさせ、クルマの中で治療にあたったと言っていました。

 

 現在、感染爆発中のデルタ株は、これまでの株とは違います。感染力が強く、重症化するリスクも高いのです。さらに、ブレイクスルー感染(ワクチン接種後の感染)も起こしています。埼玉県では、87日、新規感染者889人のいち23人が2回接種済みでした。

 報道ではワクチン接種を終えていない50代の死者がよく取り上げられていますが、数から見ると70代や80代の死亡者数は50代の45倍です。

 さらに、後遺症が長引くことが報告されています。半年以上倦怠感が続き、嗅覚も戻らず、何度も病院を受診した患者さんがいます。コロナ治療は無料ですが、後遺症治療は有料です。

 

 もはや「緊急事態宣言」「まん防」などまったく効きません。「国民のために働く」「命と健康を守る」「安心安全」などと繰り返してきた首相も政府も打つ手を失っています。「自助、共助、公助」のうち「共助、公助」はなくなりました。感染・発症しても、自宅で自力で回復するほかないのです。

 
21/07/16●夕刊フジで「スポーツ医学から見た東京五輪」を連載中

とうとう強行開催されることになった東京五輪。開幕まであとわずかの今週、『スポーツ医学から見た東京五輪』を夕刊フジで5回、連載しています。

 コロナ禍で、まったく盛り上がらないなか、「アスリートファースト」という言葉もただ虚しく響くだけですが、今回の五輪は、スポーツ医学の進歩から見ると、画期的なことばかりです。もはや、アスリートの体は肉体改造の限界までいっており、それも遺伝子レベルで行われています。

 五輪レベルのスポーツは、もはや「努力」などとは無縁の世界です。メダルの「感動」といっても、それは一般人の感覚をはるかに超えた世界で行われているのです。

  連載2回目掲載分 

 
21/05/01●読売新聞サイト「ヨミドク」のコラム連載「死を想え」まとめ

月、1,2本のペースで、「死」に関してのエッセイを書いてきました。以下、この1年間のまとめです。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/column/fuke-takashi/

 

2020430日 「命の選別」が始まったコロナ緊急事態……高齢だから治療を諦めるよう求められたら!

2021324日 コロナ禍で子供の自殺が過去最多の499人、子供は時に現実よりも空想の世界が大きい……鬼滅は激しい世界と知っておきたい

202133日 森元首相も受ける人工透析 日本で増え続けるのはなぜ?

2021117日 医療崩壊の最大の問題、どの患者を救うか選ぶ「トリアージ」は医者任せでいいのか?

2021111日 コロナ禍で、人生の始まりと終わりの仕事、産婦人科と葬儀場が窮地に

20201229日 人に知られず死んでいく「孤独死」、実は4割が現役世代、コロナ禍で増加の心配も

2020127日 コロナ禍の下、女性の自殺者が激増、日本の女性差別が生み出す悲劇

2020116

手術を3回体験して思う「30年前なら生きていない」!?……心臓病検査のすすめ

2020929

「迷惑をかけたくない」という日本人の死に方……藤木孝さん80歳の自殺に思う

2020730

ALS患者の嘱託殺人事件から、「死ぬ権利」「安楽死」について考える

202076

新型コロナで忘れられた「多死社会」の現実……毎日3500人以上が死亡、どう向き合えばいいのか?

202068

新型コロナ、高齢、糖尿、心臓病、前立腺がんの私に今できることは?

2020427

新型コロナ死亡者は報告数よりもっと多いのでは?

 
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