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Doctor's Eye(私の視点・報告&医療ニュース)

 医師・ジャーナリストという私の視点を通して、最新の医療ニュースを伝えるとともに、自身の活動の報告をしています。

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14/03/20●診療報酬の改定で、高齢患者の病院追い出しが始まる
 政府は今年度の診療報酬の改定(41日から実施)と併せて、「入院を減らし在宅を重視する」方針を明確に打ち出した。これは、簡単に言うと、「病院では看取らない。家族が自宅で見取れ」ということだ。

 これは、この先、日本社会揺るがす大問題「2025年問題」に備えての措置だ。2025年問題というのは、2025年を前後して親を看取った団塊世代が、今度は自分たちが死ぬ時期に入るときに、起こる問題。つまり、2025年、団塊世代の中核は75歳超えた後期高齢者となり、男の平均寿命79歳から見て、次々に病院や介護施設に入る必要が出てくる。

 こうなると当然だが、介護産業は、団塊世代がこの世から去った後の需要減も見越して、設備投資を減らしていくだろう。つまり、面倒を見てくれる病院も介護施設もないという状況がやって来る。

 そこで、政府は、この先は「病院ではなく自宅で死んでください」と、団塊世代に向かって言始めたのだ。

 
13/12/10●「安楽死旅行(デス・ツーリズム)」を描いた映画に衝撃を覚える
   この1130日、『母の身終い』というフランス映画が公開され、高齢世代の観客を中心に大きな波紋を巻き起こしている。

 この映画のテーマは、「安楽死」(医師の自殺幇助によって自らの意思で死ぬこと)。日本では、安楽死が禁止されているので、「こういった死に方」があることは、衝撃的だ。

 スイスでは、2005年に「患者の権利及び生の終末に関する法律」が成立し、世界から終末患者を受け入れている。 これまで、自らの意思で死ぬ「自死」のためにスイスを訪れた人間は1000人を超え、日本人も数人いるという。

 これは、「安楽死旅行(デス・ツーリズム)」と呼ばれている。

   

 映画は、その模様を淡々と描く。主人公は、刑務所を出所した48歳の長距離トラックのドライバーのアラン。アランは母のいる実家に戻り、人生のやり直しを試みるが、あるとき、母が不治の病に冒されていて、自ら死期を選ぼうとしているのを知る。すでに母は、医師の薬物処方による安楽死を認めているスイスのNPOの会員になり、手続きを済ませていた。

 映画の後半は、母の死への旅立ち。その日が来たとき、アランは母をスイスまでクルマで連れて行く。そこは、「自死の家」といわれる施設。そこで、母は意思を確認され、クスリを渡される。クスリは約40分で、服薬者を安らかな死に誘う。人は自分の死に方をこうして選べる。あまりに簡単に、あっさりと母は死んでいく。この映画は、私たち日本人にとっては、本当に衝撃だ。

 
13/10/10●肺炎予防接種キャンペーンCMの大いなる矛盾

 『65歳過ぎたら、肺炎予防。』という西田敏行さんのテレビCMが話題になっている。ご本人も「最近、肺炎で亡くなっている友人、仲間が多い」と言い、自身も予防接種を受けたという。これは、日本人の死因の第3位に肺炎が入ったためにできたCMだという。

 しかし、医者から言わせてもらうと、CMでキャンペーンしている「肺炎」と、高齢者の死因となる「肺炎」は違うものだ。前者の肺炎はたしかに肺炎だが、後者の肺炎は「誤嚥による肺炎」(誤嚥性肺炎)である。本来、食道へ送られる食物や唾液中の細菌が誤って気管に入り、それが肺まで到達して起こる肺炎だ。この肺炎が重症だと、高齢者は死に至る。したがって、死因の第3位の肺炎というのは、このことを指す。

 だから、肺炎の「予防接種」では防げない。つまり、テレビCMはこの事実を無視している。じつに商魂たくましいと言わざるを得ない。

  

 
13/07/10●据え置かれてきた70~74歳の医療費2割負担、来年4月にから実施か? PDF 印刷

 田村憲久厚労相は7月9日の記者会見で、70~74歳の医療費2割負担を実施する意向であることを明らかにした。「2割負担に戻すのは来年4月か」との質問には、「そこも視野に入れつつ議論を進めたい」と指摘するにとどめたが、ほぼ確実に実施されるだろう。

 厚生労働省はこれまで、特例で70~74歳の医療費の自己負担(窓口負担)い据え置いてきた。実際には2008年度から2割にすることが決まっていたが、歴代政権が世論の反発を避けて、毎年度の補正予算で約2000億円分の追加費用を確保してきた経緯がある。

 しかし、医療費が膨らむなか、もはや限界と見た模様だ。しかし、同じ時期には消費増税が控えており、高齢者の負担増は一気に増えることになる。

 

 
13/06/28●やはりそこまでしたくない!胃ろうや人工呼吸器、7割が望まず(厚労省調査) PDF 印刷

読売新聞記事(628日)によると、末期がんや認知症が進行して衰弱した場合、一般人の約7割が、おなかに穴を開けてチューブで栄養を送る「胃ろう」や人工呼吸器を希望しないことが、厚生労働省が27日発表した終末期医療についての意識調査でわかったという。調査は3月、20歳以上の男女5000人に調査票を郵送し、2179人(回答率44%)から回答を得た。

最近は、終末治療に関して患者側の意識も高まり、できるだけ自然に死を迎えることを希望することが多くなっている。そのためには、どんな治療を受けたいか医師と相談のうえに作成される「事前指示書」が必要だが、これに賛同する人は70%。しかし、実際に作成している人は3%という。

 
13/06/04●いい医者・悪い医者を見分ける5つの方法(マイナビ) PDF 印刷

WEBメディア「マイナビ・ウーマン」にて、いい医者・悪い医者を見分ける5つの方法「規模に比べて診察科が多い病院は要注意」記事が、アップされました。以下、その記事を転載いたします。

 http://woman.mynavi.jp/article/130604-040/

 

(Update : 2013.06.04)

 一人暮らしは自由気ままな生活ができる反面、病気になったときは大変です。そんな不安を少しでも解消するためには、「かかりつけ医」を見つけておくのもひとつの手。それでも、どこの病院、どの医師を選べばいいか迷ってしまうのではないでしょうか。

 今回は「危ないお医者さん」などの著書がある医師の富家孝(ふけたかし)さんに、その著書も参考にしながら「いい医者・悪い医者を見分ける方法」についてお話をうかがいました。同じ医師の視線から見た、いい病院の見分け方は、きっと役に立つはず。

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