医師・ジャーナリストという私の視点を通して、最新の医療ニュースを伝えるとともに、自身の活動の報告をしています。 【ご案内】ラ・クイリマ 富家孝が医師の目線で医師の転職をサポートします。 厚生労働省許可番号 13-ユ-305517  【お願い】 よくお問い合わせいただくのですが、医療法人社団富家会 富家病院(埼玉)、 富家千葉病院は、富家孝とは関係がありません。お間違いないようにお願いいたします。
|
13/07/10●据え置かれてきた70~74歳の医療費2割負担、来年4月にから実施か? |
|
|
田村憲久厚労相は7月9日の記者会見で、70~74歳の医療費2割負担を実施する意向であることを明らかにした。「2割負担に戻すのは来年4月か」との質問には、「そこも視野に入れつつ議論を進めたい」と指摘するにとどめたが、ほぼ確実に実施されるだろう。 厚生労働省はこれまで、特例で70~74歳の医療費の自己負担(窓口負担)い据え置いてきた。実際には2008年度から2割にすることが決まっていたが、歴代政権が世論の反発を避けて、毎年度の補正予算で約2000億円分の追加費用を確保してきた経緯がある。 しかし、医療費が膨らむなか、もはや限界と見た模様だ。しかし、同じ時期には消費増税が控えており、高齢者の負担増は一気に増えることになる。 |
13/06/28●やはりそこまでしたくない!胃ろうや人工呼吸器、7割が望まず(厚労省調査) |
|
|
読売新聞記事(6月28日)によると、末期がんや認知症が進行して衰弱した場合、一般人の約7割が、おなかに穴を開けてチューブで栄養を送る「胃ろう」や人工呼吸器を希望しないことが、厚生労働省が27日発表した終末期医療についての意識調査でわかったという。調査は3月、20歳以上の男女5000人に調査票を郵送し、2179人(回答率44%)から回答を得た。 最近は、終末治療に関して患者側の意識も高まり、できるだけ自然に死を迎えることを希望することが多くなっている。そのためには、どんな治療を受けたいか医師と相談のうえに作成される「事前指示書」が必要だが、これに賛同する人は70%。しかし、実際に作成している人は3%という。 |
13/06/04●いい医者・悪い医者を見分ける5つの方法(マイナビ) |
|
|
WEBメディア「マイナビ・ウーマン」にて、いい医者・悪い医者を見分ける5つの方法「規模に比べて診察科が多い病院は要注意」記事が、アップされました。以下、その記事を転載いたします。
http://woman.mynavi.jp/article/130604-040/ (Update : 2013.06.04) 一人暮らしは自由気ままな生活ができる反面、病気になったときは大変です。そんな不安を少しでも解消するためには、「かかりつけ医」を見つけておくのもひとつの手。それでも、どこの病院、どの医師を選べばいいか迷ってしまうのではないでしょうか。 今回は「危ないお医者さん」などの著書がある医師の富家孝(ふけたかし)さんに、その著書も参考にしながら「いい医者・悪い医者を見分ける方法」についてお話をうかがいました。同じ医師の視線から見た、いい病院の見分け方は、きっと役に立つはず。 |
続きを読む...
|
13/01/10●安倍内閣は及び腰?待ったなしの医療改革をまたも先送りか? |
|
|
安倍政権が誕生して早くも半月以上が過ぎた。今月末までに13年度予算案を決めなければならないが、急務とされる医療制度改革に向けての措置が見えてこない。 「自助」を唱える安倍内閣は、予算案に生活保護費の引き下げを盛り込む見込みだが、高齢者医療費などの負担増は見送るという。田村憲久厚生労働相も、「現内閣が弱い立場の人に厳しいイメージになるのは避けたい」としているという。 しかし、現実は、厳しい。国民が医療に使った費用は2011年度、約38兆円にも達している。団塊世代が75歳以上になる25年度は50兆円を超す見通しだ。ということは、医療費負担が税収を超え、さらに国債(借金)を差し引いた単年度の国家予算を超えてしまうことになる。 医療費負担で、財政破綻することも考えられるわけだ。 今後、膨らむばかりの医療費をどうやりくりするか。とりあえずは、70~74歳の医療費窓口負担の1割から2割への引き上げる案が出ているが、これを安倍内閣は2014年に延ばす方向という。そればかりか、7月の参院選を見据え、世論の反発を恐れるあまり、国民負担の実施の多くはみなを先送りされるという。 そこで、現在の医療費をめぐる動きをまとめると以下のようになる。 ・物価上昇2%(インフレターゲットの導入、早くて1年後) ・消費税10%へ(2014年4月に8%、15年10月に10%) ・高齢者医療費負担1割から2割へ(2014年以降に先送り) 先送りすればするほど負担が増えるのは確実。今後の負担増をいまから覚悟して、なんらかの手を打っておくしかない。 |
13/01/07●ノロウイルスが猛威を! 死者も出ているので、ここであらためて対策法を |
|
|
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒が相次いでいる。全国で感染者が続出し、高齢者のなかには死者も出ている。新聞記事によると、国立感染症研究所ウイルス第二部第一室長の片山和彦氏は、「今シーズンの流行には、ノロウイルスの新しい変異株が関連していると考えられる」と話しているので、ウイルスは年々強くなっていることが考えられる。 ノロウイルスと聞くとなにやら新しい病気のように思えるが、昔から「腹にくる」といわれた冬の風邪の原因が、まさにノロウイルス。昔は小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれていたが、2003年以降、ノロウイルスと呼ばれるようになった。1968年のアメリカでの胃腸炎の流行をきっかけに、1972年に発見されたウイルスである。 ノロウイルス感染の特徴は、次のよう。 ●潜伏期間は24時間~48時間程度。 ●発症すると下痢(激しい水様便)、吐き気、嘔吐、発熱などの症状を呈する。 ノロウイルス感染には、いまのところ有効な治療法がない。感染したなと思ったら、安静にしているのがいちばん。会社や学校に無理して行ってはいけない。重ければ、病院に行き医師の診断を受けよう。対策としては、スポーツドリンク(ポカリスエットなど)を電子レンジなどで人肌に温めてから飲むのがいい。 |
13/01/02●暮れに心臓手術、今年のお正月は病院で迎えました |
|
|
じつはは12月20日頃から胸痛、絞やく感がありました。 私は、8年前にステントを1本入れていますので、今回も冠動脈に異変があると思い、大崎病院東京ハートセンターの南淵明宏ドクターに連絡、25日に血管像影、翌26日に『心臓バイパス手術』を5時間かけてやってもらいました。 主幹枝が90%つまっていました。この箇所は突然死をおこしやすいので、症状がでてよかったと思っています。 今日で術後7日目ですが、2013年のお正月は病院で迎えました。もう、すっかり元気です。 安倍内閣が誕生して、今年、日本がどう変わっていくのか? しっかり見据えながら、今年も一医療人、医療ジャーナリストとして活動していきたいと思っています。 |
12/10/22●世間を揺るがせたニセ研究員の「iPS細胞手術」報道はなぜ起こったか? |
|
|
世界初の「iPS細胞手術」を行ったと主張し、物議をかもした医科学研究者の森口尚史氏。本人に虚言癖と有名病があるのは確かだが、それを見抜けなかった大新聞記者、メディアはどうなっているのだろうか? 日本は肩書社会とされ、肩書さえあれば発言は信用されるという半面、そこには大きな落とし穴が待っている。森口氏は、米ハーバード大学客員講師、あるいは東大の特任研究員などと名乗った。しかし、東大医学部では、「特任」と付く人は多すぎて、担当教授以外は把握しようがないという。 そんなことも含めて、小学館の『週刊ポスト』(2012年11月2日号)の「検証 前代未聞の大誤報 PARTⅡ」で医療ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員 田辺功氏と対談した。  |
12/09/12●メディカルサポートセミナーで、「汚職」に関して講演、質疑応答 |
|
|
このセミナーでは、医療関係者を側面からサポートするために、いろいろなテーマで研究会を開いてきた。前回のセミナーでは、2012年4月に、6年に1度の診療報酬・介護報酬の同時改定がされたことをふまえ、厚生労働省の堀先生にその具体的な内容と対策について詳しく解説をしていただいた。 そして、今回は、「汚職摘発回避のためのセミナー:汚職の実態から取締側の論理まで」というテーマでの勉強会となった。医療機関のリスクマネジメントというと多岐にわたるが、たとえば、医療メーカーが病院側に医療機器などを売り込む場合、もしくは病院側が国公立大などに医師の派遣を申し込む場合、そのほとんどのケースが汚職と紙一重という実態がある。 国際文化会館(東京・六本木)にて そこで、汚職にならないためには、どのような措置が必要か? 「汚職摘発回避のためのセミナー」と題し、警視庁で33年間刑事警察一筋で、汚職捜査をやってこられた今井光秋先生に具体的な事例とその回避方法を詳しく解説していただいた。 なお、講義後は個別の相談も多数あり、活発なセミナーとなった。 |
12/03/27●最新の講演の予定をお知らせします |
「間違いだらけの医者選び」講演nの最新予定は、次のようになっていますので、よろしくお願いいたします。 ■2012年5月7日(月)グランドハイアット東京 主催:六本木ロータリクラブ会合名:例会 仮題)間違いだらけの医者選び
■2012年5月16日(水)宮崎県都城市 ■2012年5月17日(木)宮崎県日南市 主催:宮崎日日新聞社 会合名:宮崎政経懇話会(都城、日南) 仮題)間違いだらけの医者選び |
12/01/10●講演会「間違いだらけの医者選び」を続けています |
|
|
2012年が明け、経済・社会とも明るいニュースがありません。そんななか、私は今年もライフワークである「間違いだらけの医者選び」講演を続けています。団塊世代の退職も本格化し、これからの日本は本格的な高齢社会を迎えます。そうしたなか、第二の人生においても医者とのかかわりは重要です。そんなこともあって、この2月 には「60歳からの医者選び」というテーマで夕刊紙に連載をします。  2011年12月9日(金)徳島市にて、共同通信社政経懇話会、徳島新聞滴翠クラブ12月例会  2011年11月28日(月) 東京帝国ホテルにて講演 内外情勢調査会 商品先物支部懇談会 |
11/08/01●文藝春秋「同級生交歓」と、最近の医療講演会の報告 |
|
|
現在、発売中の月刊「文藝春秋」(2011年8月号)の「同級生交歓」欄に、会い学大阪教育大学附属天王寺高校の3人の同級生と登場させてもらった。私たちが、卒業したのは東京オリンピックの翌年の昭和40年。当時の日本は高度成長時代にあり、同級生たちはみな、大きな夢を抱いて旅立った。あれから、40数年が過ぎ、本当に隔世の感がある。 半世紀を経て同級生たちに再会すると、当然、東日本大震災の話になる。現役を引退した同級生も多いが、日本のためにもうひとがんばりしようと、会えば話し合うこの頃である。 文藝春秋「同級生交歓」記事 私ができるのは、現在の医療を少しでもよくすること。そのために、呼ばれればどこへでも行き、「間違いだらけの医者選び」などのテーマで、一般の方々に話を聞いていただいている。「医者に嫌われる医者」が現在が私のポジションだが、そんな医者が1人でもいていいと思っている。  高知市での講演「間違いだらけの医師選び」と、2011年7月13日付け高知新聞夕刊の紹介記事 |
11/07/27●医療費の最高は高知、最低千葉、医療費地域差はなんと1.6倍 |
|
|
年々膨らむ一方の医療費。これをどのように適正にすべきは、いまのところ名解決策はない。そんななか、厚生労働省は、「医療費の地域差(医療費マップ)」の平成21年度版を公表した。これは、都道府県や市町村別にみた医療費水準の地域差について、とりまとめたもの。 市町村国民健康保険と後期高齢者医療制度の結果を合わせた、全体の医療費をみると、1人当たり実績医療費は、高知県が最も高く57万2千円で、逆に最も低いのは千葉県で36万3千円だった。2009年度の国民1人当たり医療費の全国平均は44万5千円。最も高かった高知県の最も低い千葉県の36万3千円では、1・6倍の差がある。 都道府県別でみると、高知に次いで高いのは山口(56万1千円)、広島(55万8千円)など。低い順では、千葉に次いで沖縄(36万9千円)、埼玉(37万円)と続いた。厚労省は「入院費用が高く高齢者が多い地域ほど、医療費も高くなる傾向がある」としている。 入院費用が高いというのは、その地域で高齢化社会が進んでいる証しでもある。この高齢化社会問題も、いまのところどう解決していくべきか、国には確固たる方針はないようだ。 |
11/07/23●現役警官までが逮捕!品川美容外科事件の問題点はどこにあるのか? |
|
|
7月22日、品川美容外科(東京都港区)の医療過誤事件をめぐり、捜査情報を流したとして現役警官が逮捕され、各方面に波紋を呼んでいる。警視庁は、医療過誤事件の捜査資料コピーが病院側に流出していた問題で、捜査1課の現職捜査官が病院側にコピーを渡していた疑いが強まったとして、この日、地方公務員法違反(守秘義務違反)などの容疑で同課特殊犯捜査3係長の白鳥陽一容疑者(58)=千葉県 印西市=を逮捕した。 そもそも、この事件の発端は、最近、美容整形で人気の脂肪吸引手術にある。この手術に失敗して、品川美容外科の若い医師が逮捕されたのは、今年の4月。堀内容疑者は、21年12月2日、女性(当時70歳)の腹部に「カニューレ」と呼ばれる金属管を挿入して脂肪を吸引した際、腹膜に9カ所の穴を開け、小腸を傷つけるなどして、2日後に死亡させた。これを、警視庁は業務上過失致死と断定したのである。 脂肪吸引手術というのは、じつはそれほど難しいものではない。しかし、手術である以上、一定の技術と経験が必要だ。平成20年には、熊本院(熊本市)で50代の女性が脂肪吸引を受けた2日後に死亡したことがあり、このときも熊本県警が40代の男性執刀医を書類送検したが、起訴猶予処分となっている。 私は何度も警告しているが、手術というのは、自分の体を傷つけることである。病巣を取り除くためならやもうえないが、健康な体を、いくら美容のためとはいえ切るのはどうかと思う。いずれにせよ、切る以上、執刀する側の医師がどんな技術と経験を持っているのかは、最低限確かめ、信頼関係のなかで行わないと取り返しがつかないことになる。 |
東日本大震災から早3カ月。被災地の復興は遅れ、被災地における医療問題も深刻化しています。医療関係者としては歯がゆい限りですが、私は、長年のテーマである「間違いだらけの医者選び」講演活動を続けております。医者から嫌われる医者になる。これが私のテーマで、このことはとりもなおさず、患者のための医者になるということです。 以下は、最近の私の講演です。大震災の影響もあって、出席されたみなさんからは、日本の医療に関して以前より突っ込んだ質問が多くなってきました。 ◆高知市にて講演 2011年6月17日(金) 時事通信 内外情勢調査会「間違いだらけの医者選び」 ◆東京御茶ノ水にて講演 2011年6月9日(木) クレセル株式会社主催 中央大学駿河台記念館 クレセルマーケティングセミナー 「医療訴訟に負けないための初期対応」  |
|
|
|
<< 最初 < 前 1 2 3 4 5 6 次 > 最後 >>
|
ページ 4 の 6 |